2012 南魚沼グルメマラソン大会
06/11/2012 月曜日祭りの残骸
昨日第3回南魚沼グルメマラソン、通称グルマラが開催されました。
土曜日の前日受付から降り続いた雨は当日も止むことなく、ランナーにとっては走りやすくて、スタッフにとっては切ない天候の中、3800名を超えるランナーが地元南魚沼の田園地帯を走りました。
もちろん僕はランナーとしての参加ではなくて、地元商工会青年部として会場設営からイベント進行、スタートやゴールの管理、グルメ村の運営といった裏方業務に携わっていました。
3年前、前任の青年部部長の代に始まったこのマラソン大会。
第1回大会は 右も左もわからぬまま運営をし、数々の失態を犯しランナーの皆様にはご迷惑をおかけした。
第2回大会では実行委員会を一新し、第1回大会の失態を繰り返すな!、ということでわからないなりに必死に準備してなんとか開催し、それなりの評価が得られた大会になった。
(とはいうものの、大きな失態もあったけど)
そして第3回大会を昨日迎えたわけなんですが、僕自身は第2回大会から地元商工会青年部の部長という肩書きがあったんで、会場内の統括責任者というポジションで第2回、3回大会と携わっていました。
青年部部長の任期は2年です。
なので、会場全般の責任者として関わるのは今年が最後。
第1回、2回と経験した分今年は多少楽なところもあったけど、やはり最後の1週間はまともに仕事ができなかった。
しかも、昨年より1400人もエントリーが増えたことは、嬉しくもありプレッシャーでもあり。
後輩が書いていたけれど、仕事の時間を削ってマラソン大会の準備をしていると「仕事もしないで何やってんだろ?」と思うこともしばしば。
しばしばというか、常に考えてた。
が、やはり大会が近くなり地元のランナーが練習してる風景を見たり、インターネッツの世界で「今年も楽しみにしてるぜ!」的な言葉を見ると、「あー、ちゃんと準備しなきゃなー」とかって思うわけで。
ウチは旅館業じゃないし飲食業でもないから、このマラソン大会が開催されることでの経済効果なんてものは「全く」ない。
部長をやってるから「仕方なく」という気持ちもなくはない 。
だけど、なんだろなー、今日のこの感覚。
走ってもいないのに全身筋肉痛で階段の登り下りはキツイのに、さっぱりしてるというか爽快というか風呂上りというか。
準備も運営もすげー大変で、色々と思うこともあるけど、今は「やってよかった。楽しかった。」と思えるんですよね。
不思議と。
青年部の部員たちはには色々と苦労をかけてしまってるから、僕が脳天気に「やってよかったー」とかって言ってると、不快に思うかもしれない。
来年はやりたくない、と思ってる部員も少なくないとも思うし。
でもね、やっぱり3800人の人達に期待される大会を運営する経験ってのは金じゃ買えねっすよ。
そして、今はすげー経験をさせてもらったな、と思うのですよ。
アフターランイベントのトリで福田六花さんが歌った『What’s Going On』。
今まであんなに心に染みる『What’s Going On』はなかった。
その時私はステージ上から観客席の方を眺めながら聴いていたんだけど、雨の中最後まで「笑顔」で楽しんでくれているランナーを見た時には思わず泣きそうになったのは内緒の話ですよ。
そして六花さんが歌い終わったあとの皆さんの拍手が嬉しかった。
ちょー嬉しかった。
その拍手は僕に対する拍手じゃなくて、六花さんのバンド「Harvest Camp」への拍手なんだけどねw
来年は部長ではないので違った関わり方になるけど、 次の部長さんも同じように感じてくれたらいいなと思うし、部員の皆さんもそう感じてくれたらなおのこと嬉しい。
最後に。
この地域の他商工会青年部のみなさまをはじめ、協力をしてくださったみなさま、本当にありがとうございました。
あと、実行委員会やら会議やら準備やらでほとんど家にいなくて、嫁さんと子供たちにはいっぱい迷惑をかけしました。
家族に「すいませんでした」と「ありがとう」を最後に添えておきます。
Marvin Gaye “What’s Going On” 1972 (Stereo)
6月 27th, 2012
どんなことでも頭を張るということは大変なのだよ。
しかしその大変さにみあうものが有るのも事実。
責任感とプレッシャーを餌にして苦労と文句を杖にして
前へ進める人間が更なる高みに昇れるのだよ。
その先はさらに細く険しい道だが更に昇りたくなるんだこれが。
また少し男になったじゃないか。
例のザキヤマは飲み終えたか?